鍛造フライパン・鉄板

鍛造フライパンで安いスーパーのお肉を焼いたらめっちゃ柔らかく焼けた件


一部のキャンパー間では鍛造フライパン・鉄板が流行っていますが、その実力には懐疑的でした。
アイアンクラフトのアイアンプレートなんて約2万円ですからね!
ガレージブランドのキャンプ道具の値段は盛りすぎな印象があり、有名キャンパーさんが褒めちぎっているのを横目に「仲間が作った物だから販促で褒めてるだけでしょ~」だなんて思っていました。

そもそも鍛造ってなんやねん。ってあなた。
僕にもよくわかりません。

よくわかりませんが、僕なりにまとめてみました。

フライパンって大きく分けて3つあると思うんです。
  • テフロンみたいな焦げ付き防止加工がなされているアルミベースのフライパン
  • ステンレスのフライパン
  • 鉄でできた洗剤で洗っちゃダメっぽいフライパン

鉄製フライパンの中でも、いくつか分かれているらしく、特長もさまざま。
  • 鉄板をプレスして成型したタイプ(一般的な鉄フライパン)
  • 鉄を叩いて成型したタイプ(turkやアイアンプレートなど)
  • 鋳鉄を型に流して成型したタイプ(南部鉄器、スキレットなど)
他にもあると思うけど、いま思い浮かんだのは☝の3種類。

そして、今回のテーマは鍛造。

鍛造は
  • 鉄を叩いて成型したタイプ(turkやアイアンプレートなど)
を指していて。
その中でも。トンカチみたいなので叩くモノのあれば、機械で何トンもチカラをかけて叩くものがあるみたいです。

鉄は叩くことで、密度が上がり強度や蓄熱性が向上するとかなんとか。

鍛造の中でも、素材による違いがあります。

鉄・・・Turk
炭素鋼・・・koba鋼
鋳鉄・・アイアンプレート?(アイアンプレートの材質は不明ですが、触った感じ鋳鉄っぽい質感でした)

これらの違いは炭素の含有量でしょうか。


※turkは公式サイトから拝借しましたm(_ _)m




おお!ここまで落とし込んで考えてみると、見えてくる見えてくる!

お肉を焼いたときのおいしさの
スキレット(鋳鉄)>鉄>アルミが理解できたかもしれません。
察するに、炭素が多いとフライパンから輻射熱がでて美味しく焼けるってことですよね!
(フライパンの厚みも関係ありますが)

しかも叩いて密度をUPしていると考えれば鍛造は輻射熱がハンパないことが想像できます。ガンガン放出しちゃってるってことですよね??(語彙力)


炭火で焼いたお肉がおいしいのは、
燻煙やメイラード反応の効果もありますが、やっぱり圧倒的な輻射熱によるものなんじゃ・・・。
調べてみたら輻射熱が多いと、均一にムラなく熱が加わるから肉汁を外に出しづらいとのこと。
だから柔らかく焼きあがるのかな??


ん?なんで、急にこんなテーマを取り上げたのかって?
先日購入したkoba鋼で焼いたスーパーの安いお肉がメチャクチャ柔らかく焼きあがったからなんです。こんなに仕上がりが違うものなのかって驚いたんです。

koba鋼はトランクゼロで8000円だったけな?
kobaさんから直接購入したんでもうちょい安かったですけど。11/6に再販されたときはヨクバリサマーは7000円+送料でした。(別途振込手数料)

アイアンプレートは19800円。
たっか!(汗

そんなアイアンプレートもゲットしちゃったんですけどね┐(´д`)┌ヤレヤレ
先日のUSMT2019で特価販売されていたので買ってしまいました✨
限定5枚で・・・

koba鋼vs.アイアンプレートvs.ソロ用ベルモント鉄板

そんな訳で@ryuhyumo氏協力のもと
koba鋼とアイアンプレートとソロ用ベルモント鉄板
この3つでステーキの焼き比べをしてみました!

<条件>
常温に戻した同じステーキ肉
鉄板から煙がでたらお肉を投入
お肉に焼き目がついたら調理終了

鉄板自体の厚みは
Koba鋼>アイアンプレート>ベルモントの順です。


手前がアイアンプレート&剛炎
真ん中がKoba鋼&Burin
奥がベルモント鉄板&ST-310

バーナーの火力差がありますが、鉄板が適温になったら弱火にしているので大きな問題ではないかと思います。









焼き上がりはこんな感じ👇
左 アイアンプレート
中 Koba鋼
右 ベルモント



〇アイアンプレート:ミディアムレアよりのミディアム。お肉の中はピンク。肉々しい食感というよりは、柔らかく良いお肉なのかと錯覚する食感。

〇Koba鋼:レアよりのミディアムレア。お肉の中はレア状態。ミディアムレアなので柔らかくジューシーなのに肉々しい食感。

〇ベルモント:ブルーレア?レア?表面こんがりのガッツリ生。お肉の中に火が入る前に表面が焼けてしまいました。肉々しい食感。

しっかり焼き上がりに違いが出ましたね!
それぞれ同じお肉とは思えない焼き上がりでした!
試食した方々のリアクションは様々で、一番人気はKoba鋼のミディアムレアでした!
意外にもベルモントも人気でしたね。
さすがのアイアンプレートは鉄板焼きのお店で食べるような仕上がりで僕はコレが好きです!


やはり冒頭でも述べたように、炭素の含有率によって輻射熱の放出量が違うので、同じ鍛造でも材質で違いがあることがわかりました。

【お値段】
アイアンプレート19800円>Koba鋼ヨクバリサマー7000円>ベルモント4290円
【重さ】
Koba鋼>アイアンプレート>ベルモント

価格差と使い勝手、焼き上がりを考慮するとどれがいいのか中々難しいです。
コスパを考えればKoba鋼でしょうか(最近は人気でなかなか手に入らないですが 汗
でも重いんだよなぁ。
その点アイアンプレートは軽い。でも高い。
ベルモントのような鉄板はリーズナブルでお手軽なので👍テフロンフライパンで焼くよりかは遥かにおいしいので、これでも十分すぎるくらい。どうせ買うなら6mm厚以上がおすすめです。




6㎜厚程度のA5鉄板は原価300円~500円くらいらしいですよ。
もし鉄鋼業のお知り合いがいれば安くゲットできるかもですね。
ヨコザワテッパンは5mm厚で4580円
ケース・ヤットコ・ヘラ付きのオールインワンと考えれば安い??

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ジェットスロウ ヨコザワテッパン
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